マンションを購入すると、毎月「修繕積立金」を支払うこととなります。
修繕積立金とよく似た費用に管理費がありますが、修繕積立金と管理費にはどのような違いがあるのでしょうか。
そこで、本記事ではマンションの修繕積立金の目的や管理費との違い、適正価格などについて解説します。
マンションの修繕積立金と管理費の違い
修繕積立金とは、老朽化した建物の大規模修繕などの費用に充てるため、住民が毎月積み立てる資金のことです。
大規模修繕にかかる費用は数千万円になることもあるため、住民全員で協力して資金を貯めておく必要があります。
積立修繕金は、マンションを適切に維持するために必要な資金なのです。
一方、「管理費」もマンション住民が毎月支払う費用です。
管理費は、光熱費や管理委託料など、マンションの日々の維持管理のために使用されます。
マンションの修繕積立金が値上げされる理由
マンションの修繕積立金は、築年数の経過とともに値上げされるケースが少なくありません。
その理由は、「段階増額方式」で積み立てられているケースがあるためです。
段階増額方式はその時点で必要な費用を集金する方式であるため、老朽化が進むにつれて負担が大きくなります。
販売時のコストを低く見せるために段階増額方式を採用することが多く、のちのち費用が負担になったり、修繕費用が足りなくなったりするケースも見受けられます。
段階増額方式以外の積立方式として、一定の金額を積み立て続ける「均等積立方式」があります。
均等積立方式では、積立修繕金は一定で値上がりしません。
ただし、大規模修繕の費用が足りない場合には、どちらの積立方式でも一時金が徴収されることがあります。
マンションの修繕積立金の適正値
マンションの修繕積立金の適正値は、令和3年9月に国土交通省が公表した「マンションの修繕積立金に関するガイドライン（改訂版）」で確認することが可能です。
このガイドラインは、修繕積立金の見直しや購入予定者の判断材料になることを期待して作成されています。
専有面積などにより異なりますが、修繕積立金は「1㎡あたり252〜338円」が適正値です。
適正値をもとに、購入したいマンションの修繕積立金に問題がないか判断してみてください。
まとめ
修繕積立金は、大規模修繕などをおこなうために必要な費用です。
購入後に値上げするケースも多いため、どの積立方式なのかを把握しておくことが重要です。
修繕積立金は国土交通省によりガイドラインが公表されているため、マンション購入時の参考にすると良いでしょう。
私たち＆Life ㈱スカイズは、山梨県甲府市を中心に多数の売買物件を取り扱っております。
不動産の売買をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
＆Life ㈱スカイズ スタッフブログ担当
＆Life株式会社スカイズは、甲府市の不動産情報を取り扱う不動産会社でございます。甲府市にある戸建て・マンション・土地のことなら、若者やファミリー向けなど様々な物件を取り揃えている弊社にお任せください。今後も様々なコンテンツをご提供します。
