不動産を売却する際にトラブルになりやすいのが、売主も気づいていなかった瑕疵が売却後に発覚するケースです。
トラブルを防ぐためには売却前に瑕疵がないか確認する必要がありますが、建物の基礎や床下、天井裏など、自分で確認するのは難しい箇所も多いでしょう。
そこで今回は、不動産のプロに物件の状態を診断してもらえるインスペクションについて解説します。
不動産売却前におこなうインスペクションとは?
インスペクションとは、既存住宅状況調査技術者の資格を持つ建築士が既存の住宅の状態を診断することです。
不動産売却前のインスペクションの実施は任意ですが、インスペクションに関する説明は義務化されています。
そのため不動産の売買契約を結ぶ際、売主は重要事項としてインスペクションの実施の有無や診断結果などを買主に説明しなければなりません。
インスペクションを実施する時期は、不動産会社に査定を依頼する前がおすすめです。
これは、診断結果によって査定額が変動したり、売却前に補修が必要になったりする可能性があるためです。
なお、インスペクションを業者に依頼してから報告書を受領するまで2週間程度かかるため、時間に余裕を持って依頼しましょう。
不動産売却前にインスペクションをおこなうメリット
不動産売却前にインスペクションをおこなうメリットは、売主・買主ともに不安なく不動産を売買できることです。
不動産の売買契約を結んだあとに告知されていない瑕疵が見つかった場合、買主は売主に対して契約解除や損害賠償を求められます。
しかし事前に不動産の状態を調べて瑕疵の有無を把握しておけば、こうしたトラブルを未然に防げるため、売主・買主双方が不安なく売買契約を結べます。
また売主にとっては、インスペクションの結果が良好であれば不動産の価値が高まり、高値で売却できることもメリットのひとつです。
不動産のインスペクション費用はいくらかかる?
インスペクションの費用はマンションで5万円程度、一戸建てで4万5,000〜6万5,000円程度です。
一戸建てでは面積が広くなるほど価格も高くなるほか、診断内容やオプションによってさらに追加費用がかかる場合もあります。
インスペクション費用は基本的に売主が負担しますが、売主の許諾の下で買主がインスペクションを実施した場合は買主が負担します。
まとめ
不動産売却前にインスペクションを実施することで、売主・買主ともに不安なく取引でき、診断結果が良好であれば高値での売却も期待できます。
インスペクションの結果によっては査定額が変わる可能性があるため、不動産会社に査定を依頼する前に実施することをおすすめします。
私たち&Life ㈱スカイズは、山梨県甲府市を中心に多数の売買物件を取り扱っております。
不動産の売買をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓